元駅員・車掌・運転士を経験の鉄道マン!めりの的鉄道の世界!

元運転士のめりのが鉄道にまつわるネタを皆様に提供します。鉄道写真•動画もお楽しみください!

JR函館線の貨物列車脱線事故から間もなく9年

就職や転職狙うなら必見!鉄道乗務員のリアルな労働環境について知っておきたい!鉄道員の休日・労働時間の実際をお教えします!|めりの【鉄道経験者】鉄道の本当のところ|note

2013年に発生したJR函館線の貨物列車脱線事故から9年が経ちました。

以下はネットより🔽

2013年の9月19日、JR函館線大沼駅で発生した貨物列車の脱線事故。脱線現場のレール幅の異常が分かってからも放置され、事故後にはレール幅の計測数値が改ざんされたことが明らかになるなど、安全運行への信頼が大きく揺らぎました。

JR函館線というと、ブレーキ試験に関するミスも記事にしました👇

列車を運転する前はブレーキ試験を必ず実施しなければならない!関東鉄道常総線の事故を振り返る - 元駅員・車掌・運転士を経験の鉄道マン!めりの的鉄道の世界!

 

さて、2013年のこの事故は、レール幅の広がりが規定値通りではなく、それが原因となったと記憶しています。レール幅は従来手動で測って記録をしていましたが、それを機械装置による測定に変えました。計測値はデータとして残りますので、それを改ざんできない仕組みとなっています。

では、これで万全なのか。

正直そうではありません。

取り扱いを間違ったり、ルールを遵守しなければ、結局は正確な保守にはなりません。

大事故として非常に記憶に残るのはJR福知山線の脱線事故でしょう👇

JR西日本福知山線脱線事故から17年が経った事を考える - 元駅員・車掌・運転士を経験の鉄道マン!めりの的鉄道の世界!

何度かこの事故については記事を書いていますが、これは運転士の異常な精神状況により、ルールを完全に無視した事が大事故につながりました。

人は必ずミスをします。ミスが起きない日はありません、日々何かしらのミスは鉄道現場で発生しているのです。私も立場が上になった時、毎日これだけミスが起きているのだと驚いたものです。

現場ではヒヤリハットが日常的に起きている👇

ヒヤリハットとは何でしょうか? - 元駅員・車掌・運転士を経験の鉄道マン!めりの的鉄道の世界!

システムが構築されても、それを使う人がミスや油断をしていては何も意味がないのです。そういった意味では、システムが高機能になるほどなおさらそれを使う人間は注意をしなければならないのです。

昨今広がっているATO運転においてもこんなミスが発生しています👇

ATOワンマン運転では運転士が頭を使わないのかもしれない - 元駅員・車掌・運転士を経験の鉄道マン!めりの的鉄道の世界!

間違いがない事は。

機械は万能ではない、人間は最後の砦である。

これは鉄道において昔から言われる事。

そしてこの先も変わりはないのです。

機械では対応できない乗務員の仕事を考える🔻

刃物事件から考えてみる 〜経験者しか知らない非常通報・ドアコック・乗務員の安全教育とは〜|めりの【鉄道経験者】鉄道の本当のところ|note

天職を手に入れる方法がある▶️運転士という天職を経験した私が伝える、天職を手に入れる為のヒントとは!|めりの【鉄道経験者】鉄道の本当のところ|note