ヒヤリハットとは何だろうか?
車掌業務は楽しいものだ🔽
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ヒヤリが多発する現場。
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それはアシックスだ!
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ヒヤリハットとは何でしょうか。
私は鉄道員になるまで知らない言葉でしたが
鉄道に限らず安全第一である建築や設備関連の
職場ではしばしば見られる言葉です。
ヒヤリハットとは仕事中に起こる。
「ヒヤリとした」「ハッとした」危険な出来事を
指す言葉で、事故の芽を摘むためにさまざまな
業界で行われている安全推進活動です。
鉄道においてもヒヤリハットを積極的に
出しましょう!なんて声かけがよくあります。
なぜヒヤリハットを出すかというと
ハインリッヒの法則に基づいての考えです。
1件の大きな事故の裏には29件の軽微な事故。
その裏には300件のヒヤリハットがある。
つまりヒヤリハットの積み重ねはいずれ。
大事故につながる可能性を
秘めています。
先日京浜急行で大きな事故がありました🔽
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ネットニュースによると、京浜急行でも
ヒヤリハット報告が行われているが
本社側からは「余計な仕事を増やすな」という
圧力を感じ、現場の上長からも「ヒヤリハット
報告なんか出すな」と言われるため、現場には
「ヒヤリハット報告は後ろめたい」という風潮が
蔓延していたそうです。
鉄道は現場と本社の関係は
良好とは言えない事が多いです🔻
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事故が起きた神奈川新町第1踏切の特殊信号機に
ついても「見えにくいので移設できないか」
とのヒヤリハット報告が事故の1~2年前には
出ていたそうです。しかし、「本社に報告する」
や「速度を落として対応する」など
根本的解決に至らない回答に終始した結果
事故の発生を防ぐことができませんでした。
コレは結構アルアルで‥。
ヒヤリハットをだせ!
とは私が現役の時も言われたものです。
しかしシステム改修など根本的な解決には
ほぼ至らず、乗務員1人1人が気をつけましょう
という、そんな結果で終わる事がほとんどです。
ですから皆。
意味ないし面倒くさい。
という意識になってしまうのがヒヤリハットです。
現場の乗務員もそれぞれに出したりしますし
安全担当や事故防止の担当は立場上
積極的にヒヤリハットを出します。
それ以外の人はあまり出さないのが現実です。
大事故を起こしてしまう前に、現場の声は
安全対策として一番のヒントになるはずです。
ヒヤリハットが活かされ、掛け声だけではなくて
現場と本社が一体となり安全を考える
必要があります。
安全確保は鉄道員の使命🔽
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