駅の無人化が進むことは避けられない現実である
駅の無人化はこれまでも記事にしてきました。
このところ、駅の無人化は都市部でも急速に
進んでいます🔽
駅員がだんだんといなくなっていきます - 元駅員・車掌・運転士を経験の鉄道マン!めりの的鉄道の世界!
少し前以下のようなニュースを目にしました。
ネットニュースより抜粋します。
JR九州が昨年5月末、指宿枕崎線の鹿児島市内
8駅の窓口を無人化してから1年がたった。
郡元-喜入間全11駅に遠隔システム「スマート
サポートステーション」を導入し、乗客の案内や
安全監視をする業務効率化の一環だった。
駅員の姿が消えた喜入駅を訪ねると、利便性低下
や管理のあり方に、利用者や地元住民から不満や
不安の声が聞かれた。
皆さんはどのような感想をお持ちでしょうか。
先程載せた以前の記事でも動画がありますが。
駅といえば昔は何人も駅員がいて、切符を切る
ハサミをパチパチする音が響いていました。
そんな駅の様子が今は様変わりしてきています。
普段使う駅に、駅員がいないというのは確かに
不安要素ではあります。公共的な場所なので
いつどんな利用をするお客様がいるか、わかりませ
んので、全く無人というのもそれなりのリスクは
あるのです。
なぜそのリスクを許容してまで、鉄道会社は駅員を
削減し続けるのか。
コストカットしないと
会社が存続できないからです。
特に地方の鉄道は非常に厳しい状態が続いて
います。今後もそれは変わることがありません。
鉄道も慈善事業ではなく、利益を生まなければ
ならない企業なので、どうしても会社の生き残り
のためにコストカットが必要です。
これまで駅員といえば、お客様サービスのために
必要でしたし、泊まり勤務で常駐するのは特に
都市部近郊では普通の光景でした🔽
駅員は夜になるとお酒を飲んでいる - 元駅員・車掌・運転士を経験の鉄道マン!めりの的鉄道の世界!
トラブル対応、安全確認、地域の顔として、など
駅にいることが当然の存在でした。
時には世間話に付き合ったり、周辺清掃をしたり
という時代が続いてきました。
しかし、我々の意識も変えざるを得ない時代に
入ってきました。特に地方では
恐らく今後は鉄道があるだけマシである。
そんな時代になります。
トラブル時にどうするのか、不正乗車にどう対応
するか、また身体が不自由な方が自由に利用できる
にはどうするのか。コストカットに比例して
さまざまな課題が浮かび上がっています。
鉄道会社と国、地域で、しっかりと考えていかな
ければならない時代がこれからも続きます。
コストと公共交通機関としての
使命とのバランスを。
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