踏切内に人が立ち入ることをやめてほしいと切に願う
運転士は強いメンタルが必要❗️🔻
福知山線脱線事故から考える!鉄道運転士はこうしてメンタルが追い込まれる! 〜重圧に勝てなければプロの運転士にはなれない〜|めりの【鉄道経験者】鉄道の本当のところ|note
最近、踏切道内に車が入ってしまい
電車と接触する事故が多い気がします。
当然車と電車の衝突は大変危険であり
死者や怪我人をだす大事故となりがちです。
以下ネットニュースより。
名古屋市南区の踏切で列車と車が衝突する事故が
ありました。乗用車はその後現場から逃走してい
て、警察が行方を追っています。
警察によりますと、11日午後10時ごろ南区呼続の
名鉄名古屋本線の踏切で豊橋発名鉄岐阜行きの
特急列車と乗用車が衝突しました。
運転士によりますと、踏切内に車体を侵入させて
停止している車を発見し、急ブレーキをかけたが
間に合わなかったということです。
列車の乗客らおよそ60人にけがはありません
でしたが、事故を起こした車は現場から逃走
警察が行方を追っています。
踏切を特集した本です、面白いですよ🔽
私も踏切が好きだったりします!
とにかく踏切三昧したい人にオススメ。
こんなニュースが最近は多い気がします。
踏切内に車が取り残される事については
私が現役時代もあまり珍しい事ではなく
ヒヤヒヤする経験もそれなりにありました。
どんなケースで車は取り残されるのでしょうか。
まず圧倒的に多いのは
無理して渡ろうとして間に合わないケースです。
これは運行本数が多い区間や、ラッシュ時間に
遮断時間が比較的長い踏切で、踏切が開いても
すぐに警報がまた鳴動し、踏切が閉まる箇所で
おこりがちです。
車としては、なかなか進めずイライラしており
踏切が開いたタイミングで何とか急いで渡ろうと
するので、無理して進入したら遮断桿が閉まって
しまうのです。
次に、大きな踏切もよく車が取り残されます。
これは思ったより踏切が長く前の車に詰まったり
歩行者を避けながら走行していると
渡りきれずに遮断桿が下りてしまうケースです。
また、稀なケースとしては脱輪や、トラックが
荷物を落としてそれを踏切内で積む、踏切内での
車同士や歩行者との接触事故で立ち往生という
場合もあります。
車の取り残されは
運転士からするとヒヤっとします!
踏切マニアはコチラもどうぞ🔻
仕事だけであなたの価値は決まらない! 〜仕事など実は大したものではない!正しい仕事との接し方をお伝えします〜|めりの【鉄道経験者】鉄道の本当のところ|note
大概は障害物検知で非常信号の現示があり
踏切手前で停車できるようになっています。
また停車中に前方踏切で危険を認めれば
運転士が非常信号を発報させます。すると
周囲の列車は停止するルールになっています。
安全装置がそもそも設置されてなかったり
機械が作動しない、直前に進入してきたなど
様々な理由で年に数回は衝突が発生しています。
事業者側としても、度々立ち往生が発生する
踏切は認識しており、それなりの対策を施して
います。ただし全ての踏切で完璧を求めるのは
不可能です。
では立ち往生したらどうするか?
立ち往生した場合は必ず
踏切の非常ボタンを押します。
駅にも非常ボタンがあることは以前にお伝えしました。記事はコチラをどうぞ🔽
線路には決して勝手に降りてはならない! - 元駅員・車掌・運転士を経験の鉄道マン!めりの的鉄道の世界!
踏切にある非常ボタンを押す事で非常信号を作動
させ列車が止まります。焦らず、パニックにならず
このボタンを押して下さい!また‥
立ち往生するくらいなら
遮断桿を折って脱出すること。
車の力があれば遮断桿は簡単に折って進めます。
運転士の立場からすると、踏切内に何かが残って
いるのは恐怖であり、非常に緊張するのです。
例え接触しなくても冷や汗ものです。
踏切は無理して渡らず、仮に閉じ込められそうに
なったら、そのまま立ち往生しないよう
お願いしたいと思います。
ワタシも現役でハンドルを持っていた頃は
ヒヤヒヤするシーンは幾度となくありました。
それでも運転士の仕事は天職だったと思えます。
🔻仕事の見つけ方はコレを参考に🔻
運転士という天職を経験した私が伝える、天職を手に入れる為のヒントとは!|めりの【鉄道経験者】鉄道の本当のところ|note
めりの的動画は以下をお願いします🔽