公共交通機関の運転士は一発のミスでレッドカードとなる!
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これまで鉄道ネタを扱ってきたわけですが
今回はバスの話題になります。
鉄道運転士からすると考えさせられる記事です。
以下数日前のネットより抜粋。
名古屋市営バスの43歳の男性運転手が
営業運転中に赤信号を無視したとして検挙
されました。信号無視で検挙されたのは
名古屋市交通局運転士。目撃した市民から
「バスが信号を無視した」と市交通局に連絡が
あり、バスのドライブレコーダーをチェックして
信号無視を確認。男性運転手は
「先のバス停の客に気をとられていて
気づかなかった」と話しているということです。
バスといえばコレ!
大人でもクセになります!
さて、私が鉄道員時代に学んだことは。
人はエラーをする生き物だということ!
エラーはコチラの記事もどうぞ!
鉄道員になって人はエラーをするという当たり前の事を痛感した - 元駅員・車掌・運転士を経験の鉄道マン!めりの的鉄道の世界!
このエラーを防ぐために、運転士は様々な対策を
実行しているのです。それでも人間はどうしても
ミスをする、それを避けることはできない。
今回のバスについては、先のバス停のお客に
気を取られて赤信号を見落としたとの事。
十分にあり得る話だと私は思いました。
何かに意識が向いていると
その他の事が頭から抜ける経験は
私も運転士時代に何度もあるからです。
たとえば、列車無線に気をとられていたら
速度超過しそうになった。ホーム上のお客様を
気にしすぎて停止位置を見誤った。
他にも様々ありますが。
これらはまさにハッと気づいた時には
時すでに遅し!
というケースが多いです。
これがごめんごめん!とか
次からは気をつけますんで!
ですめばよいのですが、そうはならないのが
安全第一である公共交通機関の運転士です。
なぜならひとつのミスが大事故につながるから。
内容によっては
一発レッドカードで退場です。
運転士はメンタルやられる人も🔻
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今回のバス運転士も、これまでらいくら無事故を
継続していたとしても、この一度。
たった一度のミスがあれば乗務員人生の
命取りとなります。
他の仕事にはない運転士の緊張感とストレス。
私も電車のハンドルを握っていた時いつもミスに
ヒヤヒヤし、明日は我が身という気持ちで
乗務していました。
ただし、厳しいようですが鉄道も様々なミスが
起きますが、プロとしてはあってはならないこと。
ミスを繰り返していては、その仕事は機械に
置き換えられるだけなのです。今後はその流れに
間違いなくシフトしますし、下手すればそのうち
運転士という仕事の多くがなくなります。
特に人の立ち入りがない地下や高架区間では
無人化に取り組みやすいです。
そうならないよう、運転士は職責を自覚して
業務にあたるという、責任感が必要な仕事である
ことは間違いない。だからこそ私にとって
鉄道運転士は魅力的な仕事だったのでしょう。
運転士の将来は明るくないのかもしれない🔽
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