撮り鉄に向かって「中指」立てる車掌の行動について考える
撮り鉄と乗務員について考えてみます。
鉄道乗務員をしていると誰もが感じること。
それはとにかく至る所で写真を撮られる。
という感覚です。
鉄道写真というとこの本は
青春18きっぷのポスターみたいな写真がズラリ!
こんな写真の被写体になるならいいのかも‥🔻
さて、私も現役時代は何人のカメラに収まって
きたでしょうか。
以下ネットニュースより抜粋します。
JRの電車を後ろから撮影していたところ
車掌が振り向いて「中指」を立てたとして
鉄道ファンがその写真や動画をツイッターに
投稿し、物議を醸している。
JR東日本八王子支社は、事実関係を認め
不快な思いをさせたと謝罪した。
はい、たまにこういったニュースはあるわけ
ですが。
この車掌の気持ち自体はすごーくわかります!
乗務員はとにかく写真をよく撮られます。
正確に言えば撮影する方は、どちらかといえば
車両や風景として撮影するわけですが、その中に
乗務員が入り込むことになります。
我々は仕事なので仕方ないと思う反面。
見ず知らずの人間の写真に収まり
それがネット上やSNSに載せられる。
これは当然嫌な気分です。
中には思いっきり正面から撮る人もいますし
運転士の時は、夜間にいきなりフラッシュを
利用して撮る人もいました。日々それらを感じ
ながらどこかにイライラ感を持っているわけです。
例えてみると、皆様の仕事風景を
顔がわかるレベルでいきなり撮影され
それを勝手にネット上にあげられるわけです。
それも全く知らない人に。
そんな怒れる車掌とはどんな存在か?⬇️
車掌とは列車長である!というのは本当なのか?経験者の私が伝える車掌業務のホント|めりの【鉄道経験者】鉄道の本当のところ|note
見ず知らずの人にいきなり撮影される。
どうぞどうぞ!
という気持ちになるでしょうか?
私の実感ですが、実際にはいわゆる撮り鉄と
いわれる方々も大方はマナーを守っていただけて
ますし、乗務員への配慮を持ってくださる方も
多いです。
しかし非常にマナーとして?マークの方が
いるのも事実です。
そういった一部の人がいるから乗務員側も
身構えてしまう。中には鉄道の安全に影響を
与えるケースもあります。
乗務員は鉄道が好きだし、仕事に誇りを持って
いる人は多いです。撮影する方も当然に鉄道が
好きなはず。
私も撮影自体は良いと思いますし、さすがに
中指を立てるまではやり過ぎだと思います。
写真については
個人の趣味として
様々な配慮の上で取り扱ってほしい
と思うのです。
今回のケースの詳細はわかりませんが
無用なトラブルが無いよう、お互いに鉄道を
好きな者同士で共存したいものです。
刃物事件から考えてみる 〜経験者しか知らない非常通報・ドアコック・乗務員の安全教育とは〜|めりの【鉄道経験者】鉄道の本当のところ|note