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遅延証明書を欲しがる学生達に喝を入れたい

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刃物事件から考えてみる 〜経験者しか知らない非常通報・ドアコック・乗務員の安全教育とは〜|めりの【鉄道経験者】鉄道の本当のところ|note

 

本日は駅ネタです。

 

日本の鉄道はダイヤが正確ですが

時として遅れる事もあります。特に都市部ですと

朝や夕方の時間帯で多いかもしれませんね。

私は現役時代、とある駅で勤務していた際

 

毎出番のようにこの遅れで

イライラする事になりました。

 

その駅を最寄りとする、大学や高校が2校ほど

ありました。当然学生達の利用が多く

朝も通学の学生で賑わうような感じです。

 

その当時、朝の電車は3〜4分遅れで到着すること

が多く、それが日常的でした。電車が着くと

大勢の学生達が下りて改札へと向かってきます。

通常は自動改札機へと向かうはずなのですが

そこそこの人数が改札窓口へとやって来ます。

そして一言。

 

「遅延証明書ください!」

 

遅延証明書とは、電車が遅れたことを証明する

紙っ切れで、これは数分の遅れから発行できる

仕組みになっていました。当然事故や、悪天候で

遅れた時にはこれをもらう人が窓口に殺到します。

大幅な遅れでこれを渡すのはわかるのですが

私の勤務していた駅の例だと‥。


3分の遅れで遅延証明書!?

 

と思ってしまうわけです。

どれだけカツカツの時間で行動してるんだと。

遅れている以上は渡すわけですが、この人達は

社会に出たら大丈夫かと余計な心配をしたもの

です。気持ちはわかりますから、結局のところ

まぁよいのですが。

 

顔見知りになった大学生に改札で聞いたところ

遅延証明書があれば授業やゼミに遅れても

出席扱いになるとの事。

勉強するために大学に行ってるはずが

日本の大学生だとそうでもないみたいですよね‥。

 

社会人になっても生涯勉強は必要です!🔻

 

さて、3分の遅れなら普通に

授業へ出ることが可能かと思いますが

遅延証明書があるからサボれるわけです。

 

学生達にとっては極めて重要なアイテム。

それが遅延証明書なのです。

 

あの頃の学生達も各企業で中枢を担う人材に

なっているはずです。電車が遅れたからといって

ビジネスチャンスを逃す事のないよう、あの頃

とは違い時間には気を使っているかもしれません。

 

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