運転中にトイレへ行きたくなるのは本気でツライものです
運転士はお腹が強くないと務まらない。
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就職や転職狙うなら必見！鉄道乗務員のリアルな労働環境について知っておきたい！鉄道員の休日・労働時間の実際をお教えします！｜めりの【鉄道経験者】鉄道の本当のところ｜note
電車の運転士にとって、辛いことはいくつか
あるのですが。
そのうちの一つとしてトイレ問題があります。
私も度々に苦しめられました。
コチラの記事でも書いています🔽
寒い時はトイレが近くなるので憂鬱な鉄道員 - 元駅員・車掌・運転士を経験の鉄道マン！めりの的鉄道の世界！
好きな時に自由にトイレへ行ける環境とは
素晴らしいものだと運転士をしていると心から
痛感します。
以下ネットより抜粋。
ＪＲ東海によりますと16日午前8時15分ごろ
東京発新大阪行きの「ひかり633号」が熱海から
三島の間を走行中、男性運転士（36）がトイレに
行くため、運転室を離れました。
このため運転室は約3分間、運転資格のない車掌
しかいない状態となりました。
運転士は急な腹痛に耐え切れず運転室を離れたと
いうことです。
これを見て。
けしからん！と思うか。
生理現象だしある程度仕方ないと思うか。
何にしても運転士と生理現象の問題はなかなか
笑い事ではすまない話でもあります。
トイレへ行きたくなった場合、大概はルールが
決まっています。途中駅で交代者を頼む、関係の
箇所に連絡後トイレへ向かう等です。
今回の件でもおそらく何かしらのルールはあった
はずで、さらに安全を大きく支障しない範囲で
運転士はトイレに行ったと思われます。
ルール通りでない点叱られても仕方ないのですが
しかしルールを守れない
いくつかの理由が存在します。
ルール通りでは鉄道の運行は成り立たない？
乗務員はさまざまな我慢をしている🔽
日差しの厳しさはプロ意識でカバーするのが運転士である？ - 元駅員・車掌・運転士を経験の鉄道マン！めりの的鉄道の世界！
では、トイレ問題における、ルールを守れない
理由とは何でしょうか？
・そもそも限界ギリギリまできている
大概、運転士は本当のギリギリまで我慢します。
やはり迷惑をかけたくないというのは当然の感情
です。腹痛にも波があって、ヤバい時もあれば
少しそれが引いてくる時もある。
するともう少し行けるかな‥という繰り返しで
最後はいよいよ我慢の限界となります。
もうとにかく用を足したい、その一心になれば
ルールどころではなくなります。実際に我慢しき
れず乗務員室でしてしまった例もあるのです。
それほどギリギリまで耐える運転士は多いと
思います。
・鉄道ダイヤを乱すわけにはいかない意識
鉄道はダイヤ通りに動いています。
運転士はダイヤ通りに運転することが使命である
文化が存在します。今回の新幹線で言えば
その辺りのプロ意識は相当に高いはずです。
腹痛でトイレに向かうために電車を止めると
当然その分の遅れがつきます。
運転士は遅らせたくないという潜在意識が強い
ですから、ルールに従ってトイレに行くことを
躊躇するのです。
・列車を止めるとその後が面倒である
トイレに向かうためには必要のない箇所や駅で
運転を止めるケースもあります。記載したダイヤ
乱れにも通じてきますが、運転士は基本的に
列車を止めたくありません。列車を止めるとその
後に面倒なことが増えます。聞き取りや、報告の類
をしたくないため、止めたくない意識が働きます。
当然仲間内でも噂となりますので、そんな事を
避けたい意識もあります。
生理現象なのだから仕方ない。
正当なルールでトイレに行けばよい。
というのは確かに真っ当な意見です。
しかしそうはいかない理由が運転士にはある。
列車を遅らせたくない心理は大事故となります🔻
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これまでは各運転士の判断に、基本は任せきりの
部分がありました。ただトイレ問題は本当に辛い
ものです。私自身も何度か冷や汗をかいた経験が
ありますし、腹痛を抱えていると、とても運転に
集中できません。
実際に乗務員が躊躇なく行動できるよう
特に今回の新幹線や特急列車などは、対策を会社
としても考える必要があるかもしれませんね。
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