元駅員・車掌・運転士を経験の鉄道マン!めりの的鉄道の世界!

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地震後の鉄道施設点検は入念に

昨晩、福島県や宮城県で最大震度6強の地震

ありました。私の住む地域でも緊急地震速報の

あとに、長い揺れが続きました。

発生場所も場所だったので、東日本大震災を

思い出した方も多かったのではないでしょうか。

多くの被害が出ていないことを祈るばかりです。

 

防災の備えは万全ですか?

私はセットの購入で備えています。

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それでは。以下、ネットニュースより抜粋。

福島県や宮城県で最大震度6強の揺れを観測した

地震の影響でJR東日本は14日、東北地方を中心に

新幹線や在来線の大部分で始発からの運転

見合わせを決めた。JR東によると設備点検や被害

状況確認の為、山形新幹線の東京―新庄駅間と

秋田新幹線の全区間、東北新幹線の那須塩原―

盛岡駅間の上下線で始発から運転見合わせている。

 

東日本大震災当時の細かい話はまた別の機会に

するとして。鉄道施設の点検というと、鉄道が

安全に運行する為には要の業務です。

さまざまな場所で安全点検が実施されます。

 

変電所、保線、通信設備、建築関係、駅関係など

他部署にわたり、それなりの時間を要すること

になります。

 

この時どうしても鉄道会社側、利用者側

どちらも気になるのは。


いつ運転再開できるのかということです。

 

どうしても、利用者側意見からすると。

早く動かしてほしい、急いでくれ

いつ運転再開できるか?

といった意見もやはり多く、特に駅など現場の

係員も対応に追われる事は多いです。

ただこれに関しての答えは。

 

現場の係員も正直言ってわかりません。

 

さらに厄介なのは会社内でも

本社や上の立場の人間からいつ再開できるか?

というプレッシャーがかかる事です。

現場は必死にやってますので、少し黙ってろ。

という感覚にもなります。

東日本大震災の時に福島原発で事故がありました。

 

その時の現場と本社の関係は

私もなんとなく様子の想像がつきます。

 

安全点検は多くの部署で実施され、その後

ようやく関係箇所の調整、試運転の実施など

それらを経て運転再開となるのです。

この安全点検にミスがあれば、運転再開したのは

いいものの、大事故に繋がってしまいます。

 

人はエラーするもの。

以前の記事でも書きました。

鉄道員になって人はエラーをするという当たり前の事を痛感した - 元駅員・車掌・運転士を経験の鉄道マン!めりの的鉄道の世界!

焦りや圧力がエラーを生むのは避けるべき。


私は鉄道側にいた人間なので、震度6強ともなれば

一見何でもなく見える路線でも、点検は数日

かけても良いくらいかと思います。

今回東北新幹線では全線再開まで10日ほど

かかるということです。

もちろん社会インフラですからそことの兼ね合い

はありますが、安全があってこその鉄道です。

運転再開も大切ではありますが

 

安全の確保がその前に優先されなければならない。

 

安全を確保しつつスピード感をもって

対応することは、永遠のテーマかもしれません。

今回の地震で、地震時の対応について

鉄道各社も再確認をすることになるでしょう。

 

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