鉄道車両の防犯カメラ義務化について考えてみよう
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21年11月現在では。
ウイルスの猛威が少しづつおさまってきました。
昨今鉄道車内での事件が続いています。
様々な課題が浮き彫りとなっていますが、公共交通
機関である以上、不特定多数の利用は避けられない
のが鉄道です。
人生に悩んでいることが、犯行の動機だったりも
するようです。最近起きたような刃物を使った
事件までいかなくとも、身近な部分では他のお客様
との車内トラブル、器物破損、第三者行為など
ストレスを抱えた方の迷惑行為は
鉄道では日常的にかなり発生してます。
仕事への考え方でストレスを溜めている方。
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さて、今回は以下の記事について考えます。
ネットより抜粋。
走行中の京王線の車内で乗客17人が重軽傷を
負った事件を受けて、国土交通省は、鉄道各社が
今後導入する新車両に防犯カメラの設置を義務付け
る方針を固めた。
導入費用については、新たな補助制度は設けず
各社に負担を求める方針だが、経営状況に応じて
車両購入に際しての既存の補助制度が利用できる
可能性もあるという。
という内容です。
防犯カメラがあることで抑止力になったり、実際に
事件が発生した際の状況把握には大いに役立つで
しょう。映像の力は絶大で、最近では乗務員のミス
や人身事故の現場検証でも、映像を見れば状況がす
ぐわかる様になっています。
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カメラがある方が当然よい。
だがしかし、です。
導入費用については、新たな補助制度は設けず
各社に負担を求める方針。
という部分が非常に気になります。
JRでは設置率が高いようですが、やはり資金力が
違います。新たな設備投資には莫大な金額が必要と
なるため、そう簡単には進まないでしょう。
鉄道会社はホームドアの整備や、保安装置の維持管
理、線路の保守点検、など多くの安全対策に資金を
投入しています。
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そして。
これらの安全対策すら、まだ満足に進んでいない
鉄道会社はたくさんあるのです。
例えば人身事故が発生すれば、ホームドアの更なる
整備が必要だという声があがる。運転事故が起きれ
ば、それを防ぐような保安装置の導入を言われる。
これら対策にも資金を投じる中、さらに防犯カメラ
の義務化です。
ましてや乗客減で各社の収入が落ち込んでいる中、どれだけの会社がカメラの整備を進められるでしょうか。
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カメラは当然ある方がいい。
しかし注目したいのは。
それによって安全運行のために必要な投資が
滞る事態になってしまわないか。
その辺りはよく見ておく必要があります。
運転士は何かとプレッシャーが多い🔻
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